2016年6月6日月曜日

6/5(日):クリムトまとめ

こんばんは。原です。
現時点での制作の方向性をまとめてます。


1.敬愛する作家の作品:クリムト

「愛」
幸せな男女の背景に死神や亡霊が描かれている。
バラは豊かさと滅びの象徴。
「希望I」
妊婦と負のイメージの対比。

「希望II」
妊婦から若い女性への繋がり。

「女の生の三段階」
赤ちゃん、乙女、老婆。


「死と生」
死神と、10人の老若男女が寄り添う姿の間。

「ひまわり」
幸福や歓び。

クリムトの作風

19世紀末の、退廃的なウィーンを生きた作家。
当時のウィーン=オーストリア帝国は、ハプスブルク家の時代からの栄華を残していたが、その富は貴族が独占し、民衆に行き渡らなかった。このため、貧富の差が激しく、明らかに帝国が破滅直前だった。この退廃ムードを感じ取った、刹那的な享楽主義者でウィーンの街は溢れていた。
クリムトは最初、宗教画を描いていた。しかし、ハプスブルク家の血を引く皇太子の自殺や、クリムト自身の弟の病死にショックを受けて、退廃芸術と呼ばれる独自の方向性へ作風を変えていく。
・金箔を用いた作品や恍惚とした表情の女性を描いた作品には、刹那的な享楽主義を感じる。
・自然を描いた風景画には、穏やかで心地良い幸福を感じる。
・妊婦や老いる経過、老若男女には、続く希望を感じる。

好きな理由

クリムトの作品から、生きているパワーを感じるから。

 

自分の制作と繋がる点

・生きる幸福と苦悩の対比表現。
今、私は学生から社会人になろうとしている。このために、将来や人生を初めて真剣に考えている。
生きていると、プラスもマイナスもあると思う。
また、先のことはイメージしづらい。先は長いかもしれないし、短いかもしれない。
・バラによる表現
バラの持つ、豊かさと滅びの対比イメージ。
花が枯れることで感じる、生きる時間の有限さ。メメントモリ。
これに対して、バラは枯れていく様子も綺麗だと思う。老いていく時間の長さ。

 

 

2.今週取り組むこと

バラを使って何か作ってみる。

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